独断と偏見による“emo”論(基本編)

アメリカ(恐らく東海岸)発祥の概念(というほど大袈裟なモノではないが)ですが、元は音楽のジャンルを意味していました。emotion (情動)を略した言葉です。
その後、そういったジャンルの音楽が好きな人達が着るファッションを意味する言葉になり、現在に至ってはそういったファッションを好む人達のある種の精神傾向を意味する(ネット上の)蔑称になっています。

日本で言えば、メンヘル系な人たちのことです。

30歳代のアメリカ人なら、emo は基本的に音楽ジャンルを意味すると思っています。20歳代のアメリカ人なら、ファッションを意味する言葉だと捉えています。また、10代やネット中毒な人達は、メンヘル系を馬鹿にする言葉だと思って使っています。

日本で emo という概念に一番近い感じなのは、リストカッターやロリータ服を着て退廃的かつ耽美的なヴィジュアル系ロックを聴く主に10代の女の子たちだと kilemall は思います。アメリカの emo と見た目は全く違いますが、その精神傾向はかなり似通ったものがあります。

使用例(掲示板やIRCなど)

A:あーもうオレの人生は最悪だ
B:何で?
A:みんなオレをイジメるんだ。オレって傷付きやすい性格なのに
B:おー日本にも emo がいるんだね
A:まだクスリには手を出してないが
B:日本は自殺大国なんだし、死んでみたら?