2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

歴史に挑戦するのなら自己満足で終わるな

それが外交や他国との歴史に関することならば、日本語だけではなく、せめて英語でも説明あるいは説得できるようにしておかなければ、単なる自己満足で終わってしまう。この小さな島国でのみ通用する言語で説明できたとしても、その説明を外国人に納得させる…

愛国心を口に出すとき

国内ではともかくとして、海外で自分の国に対する愛国心を告白するときは注意した方が良い。どんな国の人間であれ、他人の国の愛国心ほど耳障りなものはないからだ。自分の国の誇りを傷付けられたくないと思うなら、愛国心は頭の中で留めておくべきだ。愛国…

高級さへの信奉

自分が高級だと定義している文化へ参加しているという恍惚感。これが現実的には無能な自分自身への劣等感を払拭してくれている。それが工業製品であろうと学問であろうと、それを高級だと認めさえすれば、自分は他とは異なった特別な人間だと錯覚できるなら…

日本は特殊ではない

日本社会に通用する人は、日本社会の外でも通用する可能性が高い。日本社会で通用しなかった人は、日本社会の外でも通用する可能性は低い。日本の中で人間関係をうまく築ける人は、外国でも良い関係を結ぶことが出来る。同様に、日本人同士の関係に耐え切れ…

泣き言は通用しない

泣き言は通用しない。泣き言は、言えば言うほど、あなたは自分の立場を悪くする。泣き言を言えば言うほど、他人はあなたに同情を示さなくなる。泣き言を言えば言うほど、あなたはあなた自身を嫌いになる。泣き言を口にしたいその瞬間に口をつぐむこと。一切…

政治家の二律背反

ここに二人の政治家がいるとしよう。一人は頭の中身は空っぽだが、民衆を扇動するのが得意な政治家。もう一人は頭でっかちで民衆を省みない政治家。前者は民衆に好かれ、後者は民衆に嫌われる。民衆の支持なしに政治をうまく動かすことは出来ない。結果とし…

飽きられるインターネット

インターネットの本来の目的は、都市部から遠く離れた場所でも都市部で働くのとほぼ同等な環境を用意するといったように、物理的に不利な条件を電脳的に解決するといった事柄が中心であった。しかし、現実にはインターネットは物理的に不利あるいは有利な条…

ウィリアム・ヘンリー・ゲイツ三世の正当性

金がある奴から金を踏んだ食って何が悪い?お前らのアブク銭を掻き集めて慈善団体を作れるのは、金持ち以外にはいないんだよ。お前ら小金持ちがどれほど頑張ったって一人の大富豪が出来ることに比べたらたかが知れてる。中流家庭のちょっと頭の良い連中が集…

文化的テロリズムとしての Wikipedia

Wikipedia に関する議論の際、しばしば「修正すべき箇所を発見したのならば、苦情を言う前に自ら編集するべき」といった主張を目にすることもある。しかし、これはWikipedia という Webサービスの本質的な目的*1を鑑みれば不合理な話だ。Wikipedia とは、執…

Wikipedia の文章を宿題に引用してはいけない理由

Wikipediaは、本質的には匿名の記者によって書かれた落書き帖*1だ。故に、その「公正中立」の百科辞典の信頼性は読者が担保しなければならない。一般的に、出典の価値がある資料というのは、その資料が身元が明らかな特定の著者によって書かれ、その内容につ…

敗者の哲学

勝者の哲学は、常に「やせ我慢」と「虚栄心」に満ちている。常人が真似するべきものではないし、そもそも真似できるものではない。一方で、敗者に哲学を語る資格はあるのだろうか。敗者は沈黙を守るべきかもしれない。それが敗者の義務だからだ。しかし、む…

地政学による国民心理学その1(朝鮮半島編・テキトー版)

ドイツは血に飢えている(挨拶)! さて、地政学の考え方によると、その国の特徴や採るべき戦略というのは、その国における地理的条件によって決まるという。ここにはイデオロギーや国民の多くが持っている遺伝子といった要因は省みられない。さて、ある国の…

虚構に生きる

多かれ少なかれ、虚構とは現実を改変したものである。故に、虚構に生きていたとしてもそれは現実への部分的な関与となる。

外国語で討論

その外国語を十分に熟知していると確信を持つまで、自分の母国語でない言語で討論に参加するのはやめた方が良い。確実に負ける。

言葉にならない

感情は言葉で言い換えた瞬間に感情ではなくなる。

仏教談話的な戯言

他者の批判ばかり続ける人間が他人に好かれる道理はない。人に好かれる最大の秘訣は、他人の持つ負の側面に片目をつぶることである。但し、他人に好かれることが必ずしも善とは限らない。人に囲まれた人生にも味があるし、孤独に過ごす人生にも趣がある。人…

Catch-22

ある病気が「この病気の患者は、本人がこの病気に罹患しているとは気付かない」と定義されていた場合、患者は自身の判断で診察を受けに行くことが出来ない。何故なら、自分から診察を受けに行くこと自体がこの病気の定義に反してしまうからだ。同様に家族や…

諦めることが一番難しい

一般的に私たちは、何らかの劣等感をそれを補う変化によって解決しようという方法、即ち努力によって劣等感をなくそうとする。しかし、何らかの変化による解決法が根本的に劣等感を払拭することには繋がらない。要するに、劣等感を覚える原因が別の事柄に移…

完璧さの自己矛盾

他人に完璧を求める人間に限って自分の不完全さに無頓着であり、逆に自分に完全さを求める人間に限って他人の不完全さに無頓着になる。その世界に完璧な人間など存在せず、そして「完璧な人間など存在しない」という事実を完全に受け入れられる完璧な人間も…

オタク革命2007

http://www.drugs4otaku.net/index.htmlオタクを煽った記事*1を書いて以降、個人的な興味関心で社会研究(social studies*2)の一環として他人が書いたオタク批評の文章をしばしば漁っている。上記のリンク(オタにつける薬)は、所謂、脱オタク指南サイトと…

オランダのスターバックス

何となく雑学の気分。関係ないけど、「気分」って最近のファッション雑誌だと「今風*1」とか「流行の兆しがある」というような意味に使われている予感。言語は常に変化しつつけるのが気分。オランダには、スターバックスのカフェが1店舗のみ(ヒルフェルス…

無題その102

論理的に矛盾した結論こそ、人生において最も正しい。

いじめ対策

全体の8割の労力が最後の2割に費やされる。恐らく、いじめをなくすことよりも、いじめを少しでも減らす努力をした方が効率的である。根本的解決は難しくても、今より半減するくらいなら非現実的ではない。また、いじめの件数を4分の3くらいに減らそうとする…