世迷言シリーズ第777回 フンバルト・ヘーデル編

・偽善や世迷言を吐く他人に吐き気に似た嫌悪感を覚えるのは、この世の中にまだ自分が無条件に肯定できる他人が存在していると信じているから。人を信じるためには、まず人は信じられない存在だという現実感が不可欠。

・人生を呪うようなグチを繰り返している自分にモーリシャスに住む友人(聖星矢のファン)はこう言った。「対処しろ(Just deal with it)」と。そう、人生は「対処」するしかない。それ以上でもそれ以下でもないのだ。

・マレーシアの友人は「まだイギリスの植民地であれば良かったのに」という。「日本が植民地時代を終わらせてしまったんだよ」と恨み節。さて、被植民地化が「絶対悪」であり、それを東南アジアにて打ち破った(アジアを「解放」した)大日本帝國軍は英雄だしよう。しかし、日本は当時、台湾と韓国及び満州を(事実上)植民地化していた。よく考えれば、自己否定に繋がる論理だ。そうか、植民地化は必ずしも「悪」ではなかったのかもしれない。

・中国大陸に誕生した帝国のうち、モンゴル帝国を除くと、中華の国が日本の国土に侵攻しようとしたことはない。ところで、唯一の例外であるモンゴル帝国は、漢民族とは異なる遊牧民族北狄)による国家だ。そう考えると、漢民族による中華国家で日本を侵略しようとした国は存在しない。逆に日本は何回が侵略を試みちゃった☆

・ドイツでは、インターネットや手紙、路上などあらゆるトラフィックを監視する法律が可決しそうな勢い。この法律が可決したら国外逃亡したいと考えるドイツ国民は少なくないとのこと。

・日本は「田舎」と「都会」という二つの概念で分割できるほど単純な国ではありません。大体、「田舎」という言葉が指し示す意味が「東京(23区)以外の全地域」に拡張されてるような気がする昨今。

・複雑な社会問題を論じた文章の最後に「教育だけが最後の望みなのです」と書くと(それまでの論理展開がどんなにトンデモでも)多方面から支持を得られるので、ぜひ試してみてください。そう、教育だけが最後の望みなのです(共感できたでしょう?)。

・格差はいくらあっても良い。問題は貧困なのだから。

ダルフール大虐殺よりも、レソト王国におけるエイズ患者の激増の方が大問題じゃないのか?

・今、サハ共和国が熱い!

ワシントン州には神社がある。日本の神様は海外に出張サービス可能なんだ?