アメリカで韓国人バッシングが起きない理由
偽善的な理由はさておき、VA Tech で起きた銃乱射事件の後、アメリカで韓国人バッシングが起きない最も合理的な理由は何であろうか。
kilemall が実際にアメリカ（合衆国の）人に聞いた説によると、「もし、今回の事件で韓国人は最低だということになると、自動的に（コロンバインの事件を受けて）白人系アメリカ人が最低だということになるのが嫌なんじゃないかな」ということらしい*1。
というか、多種多様な人種が入り混じるような環境では、その事件の背景を人種に求めるのは非合理的だとされる。例えば、とある日本人サラリーマンが現地（アメリカ）でセクハラ訴訟の被告になったからといって、全ての日本人が自動的にエロ野郎ということには決してならない*2。
月並みだが、その意味でも欧米（特に英語圏）は「自己責任」が徹底している。馬鹿は死んでも馬鹿だが、馬鹿な理由は人種ではない。
とはいえ、アメリカは人種差別が酷いという点に言及する人々もいる。しかし、人種差別は基本的に感情の問題だ。それは差別する側も分かってやっている。つまり、アメリカにおける本当の人種差別者というのは、無駄な理屈など必要としていない。
例えば、「日本人は子どもに悪影響を与えるアニメを輸出し続けているから悪だ」ではなく、「理由の如何を問わず、日本人というのは生まれつき雌狐か私生児*3であり、最悪最低な人種だ」と考えるのが本当の人種差別である。そこにはジメジメして屈折した悪感情などなく、晴れ渡る青空のような純粋な悪意のみが存在している。
さて、今回の銃乱射事件は極めて衝撃的な事件であったハズだが、結局、アメリカは良い意味でも悪い意味でも何も変わらなかった。それが現実である。しかし、唯一分かったのは、銃の流通量と乱射事件の発生率に相関関係があるということだ*4。
というか、グリーンカードを持っている時点*5で韓国大統領が公式に謝罪する理由はどこにも無かったと思うのだが*6、犯行の背景に人種を感じ取ってしまうウェノムやチョンどもではむべなるかな。
