毒餃子事件:呆れた中国の実態!

すぐに旬が過ぎるような時事ネタを憂国右翼kilemall(『葉隠』が愛読書)が考察してみた。ネタ元は産経新聞記事。産経が書く記事だから朝日と違って捏造はありえないよね。内容は信用できるよね、うん。オーケー(春樹風)、とにかく読んでみよう。

知られざる天洋食品の実態

現場には騒ぎを聞きつけた元従業員も姿を見せた。同元従業員は「約3年前に農薬の問題があった」と指摘、管理体制のずさんさが事件を引き起こした可能性があることを示唆した

えーこれは凄い。何が凄いって過去に起こった農薬*1の混入をちゃんと把握していること。もし天洋食品が杜撰な品質管理をしていたら、農薬が混入しているかどうかなんて分かるわけない。しかも元従業員が語っているということは、過去の農薬混入問題を会社役員が握りつぶしたというわけでもないらしい。中華のくせに随分と風通しの良い社風だな。

もう一つ面白いのは、農薬の混入といっても「メタミドホス」とは明記されていない点だ。つまり、過去に農薬の混入はあったけど、それが今回の騒動と同じメタミドホスの混入なのか、それとも野菜の残留農薬といった問題なのかが分からない。もちろん僕らはメタミドホスと信じたいけど…。

ついでに「3年前に農薬が混入した製品(餃子?)を日本に輸入したよ」ということも書かれていない。残念だ。

追記

どうやら混入した農薬は「メタミドホス」そのものだったらしい(記事)。

工場で約3年前、今回と同じ毒性の強い有機リン系薬物「メタミドホス」の混入が問題化していたことが31日分かった。工場の元従業員の女性(45)が毎日新聞に明らかにした。

やったね。この中国は悪の枢軸である証拠です!

しかし、あれだな。一介の女性従業員が企業秘密になり得るような不祥事を知ってるのが凄いね。だって中国だよ。奴らは何でも隠すんでしょ?しかも、ろくな教育を受けてないハズなのに「メタミドホス」(3年前に起こった事件で聞いたのか?)って名称を記憶してるってあたりが更に凄い。この女性従業員は北京大学もしくは清華大の卒業生なのかもね。

証言によると、この工場ではメタミドホスは白菜やキャベツなどから検出されたという。

ありゃ、白菜やキャベツだったか。今回は餃子の中身じゃなくて皮とかパッケージから毒が検出されたんだけどなぁ。野菜から検出されたってことは、残留農薬の可能性大じゃん。混入量も今回の100分の1になっちゃうし。なーんだ、つまんないの。

この女性の夫によると、その前後にも同工場で加工・製造されたギョーザからゴキブリや紙くずが発見されたこともあったといい、行政当局もこれを確認したという。

きゃーゴキブリだってさ。キモいよ〜。しかし、この夫はどっから湧いてきた?元従業員なのかな。記事には何も書いてないよー。ついでに毎日新聞はこの噂を行政当局自体に確認したのか、それともこの男性から「行政当局が確認したアル」って聞いたのか曖昧な書き方にしてるのは何故だ。僕らは知っているゴキブリが混入されていたと(激怒)でも、餃子の具として切り刻まれているとしたらゴキブリが入っているとは気付かないし、パッケージの中に入っていたのかなぁ。「加工・製造されたギョーザから」なんて上品な書き方をしなくてもよろしくてよ。ふふふ。

反日政府の指示〜早過ぎる対応〜

河北省出入境検験検疫局幹部(中略)は「昨夜(30日)から調査している。これまでに何度も入っている」と述べた上で、「今回の調査は大人数での実施だ。通知を受けてすぐに調査を始めた。今回の問題を重視し、真剣に調査している」と語った。

な、何ということだ。これが反日を国是とする国家の役人の即対応ですか。中国人はどうしてしまったんだ。「日本の言いがかりアル」とか「謝罪と賠償が済んでから(ry」とか言って適当に日本の関係者を追い返せば良いのに。不思議だなぁ。そういえば中国って政府の指示なしに行動ができない圧政国家らしいね。じゃあ、この役人の対応は北京政府の指示か。ふーん。

過酷な労働と反日テロ疑惑

複数の元従業員によると、昨年12月末、餃子を製造していた約100人のうち14人が理由もなく「強制辞職」させられたという。多くの従業員が月給1000元(約1万5000円)、休みなしで1日13時間働かされ、「少なくない従業員が不満を抱いていた」などとも述べた。

これは産経新聞が書いた別の記事によると、中国が最近施行した新労働法の影響なんでしょうね(記事)。何でも労働者を雇うコストの上昇が確実視されているため、経営者が「駆け込み解雇」をしているらしいですよ。

もちろん、これって何の問題もないですね?新自由主義を信奉する僕たち右派なら、間違っても労働者が可哀相とか、中国には労働者差別が云々なんてイマドキの左翼もびっくりなこと*2言いだすわけないですよね〜。そもそも新自由主義では、調整が効く「労働力」という概念はあっても保護するような「労働者」なんて概念は存在しないわけですし。限界生産力&完全雇用が前提ですから〜。僕ら右派は、この点で中国を批判することはできませ〜ん >_<;;

話を元に戻しましょう。要するに、会社に不満を抱く元従業員による「嫌がらせ」の可能性があるってことでしょうか。うーん、そのシナリオは退屈の極みですね。もしそうなら、北京政府はその元従業員を逮捕→死刑で話が終わってしまいます。保守派の僕らとしては死刑を否定したくないけど、中国の死刑は全部ダメだと思う。うん、何となく。

一方で、「これは反日テロではないのか」という知的で魅力的な仮説も目にします。但し、今回の場合は私企業に対する個人的怨恨による犯行ということですよね。これを反日テロと認定するのは、さすがにブッシュさんやチェイニー様(ネオコンの領袖)にも「むちゃぶりだ!」って突っ込まれそうような悪寒。やめときましょう。

前近代的な野蛮人

一方で「待遇は悪かったが、野菜をきれいに洗うなど衛生面はよかったと思う」という証言もあり

さすがはチャイナ。待遇が悪くてもキレイに野菜を洗ってしまう前近代的な金銭感覚!まさに労働倫理が染み付いたアカの巣窟!こいつらは金を貰わなくても野菜をキレイに洗ってしまうような日本人の常識が通じない野蛮人なんだ!はぁはぁ、ちゃんと中国人を罵倒できてるか不安だな…。

暗躍する工作員の影

しかし、残念なこと日本国内には沢山の非国民&似非日本人(中身は中国人)がいるようです(記事)。

4割強に当たる733人は有機リン系中毒と無関係の症状を訴えたり、国産のギョーザを食べていたりした人だった。
 残りの人はギョーザなど中国製冷凍食品を食べ、しびれやめまいなどの中毒症状を訴えた。うち296人が医療機関を受診し、8人が入院したが、いずれも軽症で、同省は中毒とは無関係と判断した。 

こいつらは確実に共産党工作員がアカ思想に染まりきったサヨクです。間違いありません。でも、どちらかというとテレビの影響受け過ぎのテレビっ子に過ぎないような気もしますが気のせいです。特に国産餃子を食べて腹を壊したと訴えることで国産餃子のイメージを下げようとするマッチポンプの臭いが…いや全然しませんね。ユダヤ系の陰謀でしょうか。

まとめ

  • 天洋食品は農薬の混入という不祥事を経営者と臨時雇いの従業員までもが共有するという風通しの良い社風
  • 国家の指示により素早い対応で信頼回復に努めようとする検疫局幹部(日本に媚びる北京政府)
  • 資本主義(新古典派)の理念に忠実な天洋食品の経営者
  • 犯行は天洋食品に対する個人的怨恨によるものかもしれず反日テロ可能性はありそうにもない
  • 中国人労働者は賃金が低くても仕事はするといった点で前近代的で野蛮人
  • 国産餃子を食べても腹痛を起こす共産党工作員もしくはテレビっ子が日本で暗躍している

皆さん分かりましたか?中華人民共和国はこんなに酷い国なんです。私企業は風通しの良い社風で不祥事も筒抜けですし、新自由主義的理念の下に労働者の切り捨てが横行しています。北京政府は卑劣にも検疫局に素早い対応を指示し、信頼回復を画策しています。しかも中国の労働者は賃金が低くても野菜をキレイにするという日本人の常識が通用しない野蛮人です。しかもソースは産経新聞です。

一刻も早く中国から送られてくる全商品を輸入禁止処分にし、国交断絶を行うべきでしょう。

*1:正確には農薬とは呼べないらしい→ 中国製ギョーザからメタミドホス その2 枕詞のように使われる「農薬」「有機リン系」は正しいか

*2:一応説明しておきますけど、「労働者の権利」みたいのは完全に左翼の守備範囲です。