サウジアラビア=朝鮮民主主義人民共和国

サウジアラビア朝鮮民主主義人民共和国(以下 DPRK)は、基本的に殆ど同じである。というのは、両国とも一部の集団が国を牛耳っており、その悪しき集団は自らの欲望のためだけに国家を運営し、国民は疲弊し切っている*1。勿論、両国とも厳重な報道規制が敷かれており、表現の自由など皆無である。
にも関わらず、日本国総理は一方の国に重層的な協調関係を求め、一方の国には経済制裁を科している。

驚くべきことに、この両国の差異はたった三点に絞られる。
一つ目は「親米であるか反米であるか」という点、二つ目は「日本と国交があるかないか」という点、三つ目は「石油(重要資源)が取れるかどうか」である。

当然、DPRKは日本にとって憂慮すべき危険な小国である。しかし、DPRKが倫理的あるいは国際的にそこまで「悪しき国」なのかと問われれば、そうでもないと言わざるを得ない。非常にありがちな独裁政権で政治腐敗が進んだ小国に過ぎないのだ。

*1:当たり前だが、DPRKと比較すればサウジの方が相当マシだが。