未来戦争

未来の戦争は、悲劇が起こらない。何故なら、あらゆる軍事兵器が無人または遠隔操作によってなされるからだ。また、核兵器による相互確証破壊の考え方があるため、無人の戦争は極めて厳正なルールの下で行われる。更に、その戦争は人的被害が殆どないため、国際的な紛争を解消する手段として頻繁に行われることになるだろう。アメリカ合衆国なんかは、スポンジ牛の死肉を輸入させるため、日本に無人戦争を挑むかもしれない。もっとも、日本は無人戦争では最強クラスの国だろうが。

その意味では、ある種のスポーツ、例えばロボットによるサッカー試合に似ている。ビール片手に戦争中継が中年サラリーマンの日常的風景になるだろう。

この幸福な未来の実現を妨げるのは、「平和」という二文字を手段ではなく、目的としている人々である。
軍事技術は現状より遥かに高度化する必要がある。それが平和という手段である。