政治

何故、無政府主義は必ず失敗するのか

答え:国家的なモノの出現を止められないから まず、ここに無政府主義が実現した社会(便宜的に「クニ」と呼ぶ)があるとする。その中では暴力や略奪を防ぐために、主に資本家が中心となって私兵(警備会社)を雇うことになる。私兵を雇うことが出来ない弱者…

北欧型社会の問題点 〜日本が北欧型になれない3つの理由〜

公的部門に関する問題 北欧型社会は強く「大きな政府」を志向します。故に、政治は透明性が高く常にクリーンであらねばなりません。しかし、日本の現状はどうでしょう。言うまでもなく汚職の総合商社です(海外では中国と同じレベルだと思われています)。ま…

希望は内戦(もしくはテロリズム)

弱者の皆さん、内戦なんてどうでしょう? 現代における(特に先進国同士の)戦争では、世界大戦のような国家総動員体制=全力戦は有り得ません。故に、戦争によって社会情勢が一転するということは考えにくいでしょう。アメリカ合衆国の例を鑑みれば、せいぜ…

市場原理主義と宗教の蜜月: 市場が政教分離を融解する

公明党に経済弱者がカモにされる現実 公明党による2008年の抱負的なモノ2010年までに「給与所得を過去最高水準にする」と太田昭宏(公明党代表)が発言したらしい。ここ最近の公明党の公式発言を辿っていくと、明らかに経済弱者救済的、反財界的、要するに経…

シュガー社員とハニー上司

シュガー社員って何? シュガー社員の説明は、上のリンクに任せた。 若者は時代に自己主張を誘惑される シュガー社員という概念自体は、要するに「俗流若者論」の一種に過ぎない。しかし、興味深いのは、この概念がそういったシュガー社員の扱いに困った上司…

日本軍のアジア進攻は正しかった!? - インドネシア人は日本軍の進攻を賞賛している!

この記事には、最後にオチがあります。 最後まで読みましょう。というか、最後まで読まないうちに内容に反論されたりされても困る。 アジアの真実〜日本軍は東南アジア諸国に感謝されている〜 そう、大東亜戦争における皇軍の東南アジアにおける進攻は、責め…

若者の自殺率: High or Low?

一般的に信じられていること 日本における若者の自殺率は世界最高水準で、近年は増加率も高い。死因に関しても自殺が常に第一位。 ありがちな反論 すべてマスコミによる捏造、あるいは国民の錯覚である。*1,*2,*3,*4日本国民全体で考えれば、自殺率が世界最…

ムーミン式教育術

フィンランド式教育の目的は、国民すべてを意思決定者に育て上げることである。国家にとって都合の良い歯車に仕立てるためのモノではない。ところで、一般的に国家の意思決定者は権力者である。つまり、権力者にとって被支配民が大きな口を叩くのは都合が悪…

アメリカの保守派は親日派?

アメリカ合衆国における保守系シンクタンクの最右翼であるヘリテージ財団が毎年発表している「経済自由度指数」という指標がある。当指標は、その名前の通り、「国の経済がどの程度政府の干渉を受けていないか」を示したものだ。但し、今回の記事はそれほど…

行政サービスと税金ドロボー

税金というのは、払う額が大きければ、それだけ価値があるというものではありません。確かにそういった考え方もありましたが、日本でいえばサムライが闊歩していた時代までの話です。越後屋、おぬしも悪よのうぉ…。もし納税額が多ければ、それだけ良い行政サ…

言葉遣い・格差問題・分割統治

格差問題の要点は言葉遣いにある。例えば、「仕事が大変」という表現を考えてみよう。一般的なオフィス労働者(サラリーマン)の「仕事が大変」という言葉は、「毎晩遅くまで働かされている。定時過ぎは当たり前。安月給。上司の小言も聞き飽きた。やりたく…

生活が安定していれば格差社会は認識し得ない

格差社会で格差がついているものは「収入」ではなくて「生活の安定」だ。アメリカ合衆国では意図的に(あるいは無意識のうちに)人々の「生活の安定」が揺らぐように社会が構成されている。「収入」にどれほどの差があろうとも、「安定」がないという点では…

日本女性という立場

日本の女性は抑圧されている。日本女性には自由がない。枠にハマった生き方以外は肯定されない。一方で、女性たちは甘やかされている。日本という国自体が女性たちを気持ち良くするために右往左往している。日本では女性である限り、他国とは比較にならない…

DPRK

しつこいようだけど、北朝鮮は集団的自衛権をゲットするための美味しいネタですよ。いや、集団的自衛権を行使するのも、しないのも、どちらも利益と不利益があるんですけどね。

戦争ボケと平和ボケ

しばしば戦争は、話し合いがこじれた際の最後の手段であると言われる。だが、人類の歴史を鑑みるとどうだろう。実際は、大抵の場合、話し合いが面倒なので戦争を起こしている。そして、戦争を終わらせるときに初めて話し合いを始める。というか、話し合いな…

オンリーワン否定論の本音

少し前に流行した「下流社会」という教養の欠片もないネタによると、下流にいる若者たちはオンリーワン(自分にしかできない何か)を志向する傾向があるという。オンリーワンとは、分かりやすく言えば専門家ということである。もっと平たく言えば「手に職」…

参院選 in 2007 結果まとめ

自民党 - 歴史的大惨敗 社民党 - 相変わらず大惨敗 共産党 - いつも通り大惨敗 公明党 - 創価常勝今回辛勝 国民新党 - ある程度勝利 新党日本 - なんとなく、ビクトリー 共生新党 - 予想通り大惨敗 女性党 - 存在感なく大惨敗 9条ネット - えぇ、票が伸びな…

維新政党新風の歴史的敗北

The LDP's historic defeat in 2007 doesn't matter so much...今回の参院選での最も大きな問題は、我らが愛国者の砦、維新政党新風が歴史的敗北を喫したことにある。いや、元々議席がなかったから、どちらかというとダメ押しって感もあるけどね。まさにこれ…